本屋などに足を運ぶと『パズル』が、世の中で幅広く流行していることを、
すごく感じます。
大型書店内では『ナンバー・プレイス』を中心とした色々なパズルの書籍を並べた
本棚のスペースが以前より広がっているように見えます。
また、スーパーやコンビニでも、様々なパズル系雑誌を見ることが多いです。
電車でナンプレなどのパズルと格闘している方を見ることも珍しくありません。
出版されている本の表紙には『頭の良くなる』や『脳を刺激する』や『賢くなる』や
『老化やボケ防止(?)』のためのパズルというような言葉が載っています。
マニアックなパズルだけでなく、小・中学生の学習参考書のコーナーにも、
数種類、『算数パズル』に関する本が並んでいます。
電車やホームなどでもスマホなどのパズル的なアプリで時間を潰している方も
見受けられます。
また、『算数パズル』という教育ジャンルも確立されつつある感じもします。
ただ、学校での一斉授業で算数パズルを取り上げて指導するのは、
「かなり難しい!」というか「不可能に近い!」ということを、
かつての教師時代の経験上、個人的には実感しています。
もちろん、大勢の子ども達相手にでも“勝手にパズルをやらせる”ことは出来ます。
『やらせっぱなしで解答だけを知らせるの授業の形態』でも良ければ可能ですし、
かなり楽なのですが、子どもには月齢差や個々の能力や力量の差、
向き不向きなど、当然のことながら『個人差』が存在するので、
普通の授業や指導となると、やはり話は別モノで、難しいと言わざるを得ません。
『誰かからのヒントを求めず、自力解決にこだわる子ども』もいますが、
『誰かに少しヒントをもらって正答に辿り着く子ども』も存在します。
僕は教室で、手取り足取り、1~10までと正答まで
子どもを手助けをすることはありませんが『やらせっぱなし』の学習を行うことは
子ども本人が望まない限りはありませんし、
『どの子どもにも全てを丸投げする授業』も行っていません。
ただ、僕からのヒントや手助けの有無に関わらず、子ども達は算数パズルの問題に取り組み、
正答することに喜びを感じ、問題が解けるごとに、ガッツポーズを作ったり、
飛び切りの笑顔を見せてくれたり、快哉をあげたりする子どもばかりです。
冒頭でも述べたとおり、昨今では、パズルは世の中でブームになっているようですが、
一過性のモノではなく、大袈裟ですが、今後は文化となったり、
算数パズルが教育界で、子どもの力を伸長させることに有用な教育教材や
学習課題の一つとして定着していけば良いな!
と思っています。
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