残念ですが退職されました。
定年より1年早いのですが、なぜか退職されてしまいました。
特に何かの事情があった訳ではないと思いますが詳しいことは判りません…
新任の頃の僕に『教師のイロハ』を教えてくれた先生、いわば、恩師です。
この先生から学んだことは、たくさんありますが、印象深かったのは、特に5つ…
僕がどんなミスをしても、絶対に人前で怒ったり、高圧的に叱ったりもせず、
一人前の教師(社会人)として違う部屋に呼んで諭すなど、絶対に恥をかかせることはしなかったこと。
どんなに忙しくても、僕のために、たくさんの時間を割いてくれて、
事細かに色々と教えてくださったこと。
『社会人のイロハ』までも1つずつ丁寧に教えて下さったこと。
これは、どこの会社にいっても恐らく通用する仕事のやり方だと思いますし、
僕の財産ともいえる無形のスキルやテクニックへとつながっていきました。
また、仕事は特別な場合を除いては、『必ず優先順位があること』。
1つ目は、組織(学校)全体のこと、2つ目は、学年のこと、3つ目はクラスのこと、
そして、個人のことが一番最後ということ。
それと、「仕事は、信念もって、最後まで、絶対にやリ抜かないとあかん!」
ということでした。
そんなことすら、駆け出しの頃は、あんまり解ってなかったんですよね、僕は・・・
良く飲みにも連れていってくれましたし、言葉は悪いですが…
噛めば噛むほど味がでる先生で、裏表なく明るく、果てしなく奥が深い方でした。
僕が学校を去ることになった時も、一番、理解を示してくれ、
色々なところで、誰よりも一番、僕のことを理解してくれて、声をかけてくれて、考えてくれて、
さまざまな場面で、僕を擁護し、かばってくださった先生です。
違う学校に移っても、その先生から教えて頂いたことが、とてつもなく役に立ちました。
前に先生に聞いたことが、ボディブローのように効いてくるのです。
「あの時、おっしゃって下さったのは、こういうコトなのかな?」
みたいな感覚でした。
恐らく組織の人事都合だと思いますが、その先生も違う学校の重要な役職に就かれるために、
学校を変わりましたけど・・・
長年のお勤め、本当にお疲れ様でした。
最後のお別れの会に参加できなかったことは、とても悔やまれますが、
もう一人の同僚の粋な計らいで電話が鳴り、携帯でですが、ご挨拶だけは辛うじてできました…。
本来なら、たくさん、お礼や感謝の言葉を申し上げないといけないところでしたのに、
胸がいっぱいで、言葉がつまり、山ほどある言いたいことや伝えたいことが、
まともに、はっきり伝えられませんでした。
急な要件と電話だったので、心の準備も出来ていなく、しどろもどろで申し訳ありませんでした。
今まで、ありがとうございました。
不惑の年にもなった今ですら、まだまだ、僕は若輩者のハンチク者ですので、
何かの折には、人生勉強や社会勉強の指南を含め、ご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

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